第9章‐ジツリョクのサクソウ‐~動き出すタラントル編~

19/25
前へ
/265ページ
次へ
「…と、言うわけで助けに来てやったわけだ! 感謝しろよな!」 …と、 バードは達成感を得たようなドヤ顔でそう言い切る。 うん。 何だかイラッときた。 というわけで、 目の前に迫ってる探知魔法のことをそのままスルーすることにした。 あの探知魔法は、 大きな魔力(強い人)に引き付けられるようで…しっかりバードを狙ってたし。 「まあ、俺だからここまで助けに来れたんだからなっ ―バツンッッ― うわっ!」 …良い気味とは決して思ってないからねっ! …バタッ って、真面目にバードが気を失ったようだった。 …だっさ。 まあいっかー。(棒) そこに、二人の足音が近づいてきた。 「あ…あんたたち!」 大の字に気絶していたバードを踏みつけつつ、 クロとエリサとの再開を果たしたのだった。
/265ページ

最初のコメントを投稿しよう!

1196人が本棚に入れています
本棚に追加