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真文は吾朗が転校する時には笑顔で送り出したがそれは作り笑顔で行ってしまった後に大泣きした。
俺の大きな思い出の一つである。
今その吾朗が目の前にいるのだ。
「元気だったかー!?仁!」
「ああ。相変わらずお前、テンション高いんだな。なんでこっちに帰ってきた時に連絡をよこさなかったんだよ?」
「わりぃな。お前等の連絡先わかんなくなっちまってな。
お前等のこと探したんだけど見つからなくてな!ずっと会いたかったんだぜ。」
吾朗は友情を大切にする奴だった。
俺は真文を見た。
嬉しいのか複雑なのか…………。
俺にはわからない表情をしていた。
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