東京タワー-2

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優君の立ち姿は普通じゃ考えられない程、隙がないようにみえる。 一歩でも近づけば簡単にこっちが斬られそうだ。 最初に林で修行した時とは全然違う。 仁の方をチラッと見る。 「和也、俺が先に仕掛ける。」 闇刀の言った通りだった。 仁が爪を構える。 爪を装着した右腕をあげた。 何をするつもりなのだろうか? 距離は30mくらい離れてるんだぞ。
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