383人が本棚に入れています
本棚に追加
「…………………」
結局近くの公園まで仁は何も答えず歩いてきてしまった。
土方が肉まんを渡してきた公園だ。
「……………………」
仁は立ち止まりこっちを振り返った。
「和也はこの戦いで生き残れると思うか?」
唐突な質問。
答えは簡単だ。
生き残れるかなんてわかるはずない。
少なくとも自信なんてものは全くない。
「わからない……」
「だよな。俺も同じだ。生き残れるかなんてわからない。
むしろ場合によっては死ぬ可能性の方が大きいだろうな。」
最初のコメントを投稿しよう!