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優君の手に握られていた物は真っ白なミサンガだった。
俺はそれを受け取った。
「ありがとう。
これ何?御守りみたいなもの?」
「ちょっと違うかな。開発班に作ってもらったんだ。
僕もつけてるよ。」
優君が手を上げると長い羽織りの袖口の手首から同じ真っ白なミサンガが出てきた。
「このミサンガはね、つけている相手が今ピンチがどうか色が変わって教えてくれるんだ。青がピンチ、黄色が大怪我、赤が死亡。
赤色になると相手が死んだことを示してミサンガが切れるんだ。」
「へえ~。便利だね!
ありがとう!
まあ俺は優君は絶対に死なないくらい強いと思うけどな。」
「フフ。絶対お互い生き残ろうね。
帰ってきたらまたサバンナの謎の続きを話すよ。」
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