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俺と仁は東京タワーに入り展望台へ向かうためのエレベーターに乗る。 「もしかして敵は来ないんじゃないか!?」 俺はそんな気がして、つい仁に言ってしまった。 仁は俺の目を見ないでガラス張りになった外を眺めながら答えた。 「来るさ。必ず来る。 多分一番早く到着が予想されてる第一班もまだ到着してない。」 SGを見るとまだ時計は五分しか経ってない。 「ただゲーム開始と同時に境界線ではもう戦闘が始まっているだろうな。」 仁は冷静だ。 いや冷静なふりをしているだけかな? ブーンと音をたてながら高速で登るエレベーター。 チンッ 真文達のいる展望台に着いた。
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