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「よろしくです。」 二人は頭を下げた。 あの時のバッチ持って行った子たちか! 顔は知らなかったからな。 「グランドホテルの時の戦いあたし遠くから見ていて惚れちゃいました!」 え? いきなり握手を求められる。 「この子、和也が戦っているの見て好きになっちゃったんだって~。」 真文のさりげない視線が痛い。 「あり、ありがとう!」 俺は一応握手をした。 「良かったじゃないか!和也!」 吾朗がいらない言葉を入れてきた。 ん? 真文を見ると急に固まっている。 どうしたんだ? 「何か聞こえる!」 真文が珍しく大声を出した。
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