鬼-2-2

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今、目の前にいる復讐すべき相手に私の心は燃え上がる。 最初から全力だ。 私は足の裏に力をいれフライシューズで飛び立った。 そしてナギナタを背中から取り出す。 その瞬間にけたたましい音とともに押しつぶされるように崩壊する新大阪駅。 奴が崩れた駅の中からフワフワ浮かびあがってきた。 「君だけ少し強いみたいだね♪」 浮かび上がってきた奴の目が私の目と合う。 ゾクッ! なんて殺気だ………! 「私の名前は武蔵坊弁慶。 亡き義経様の仇をとりにきた! 覚悟せよ!」 「義経様? 誰だろう…………♪ 僕に恨みを持つ人は沢山いるだろうからな★」 「いざ参る!」
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