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「うっ!」
何もできない自分が悔しい………。
まだ何もしていない自分が不甲斐ない。
「ちょっと痛いけど、死ぬまで頑張ってね♪」
パーマがかかったグチャグチャの髪の中に見える目が俺を突き刺す。
顔は笑っている。
だが明らかに目だけは死んでいた。
「僕も忙しくてあんま時間はないから死ぬ瞬間は見れないけど………★
一撃で死んだらつまらないし♪
一人で苦しみながら孤独に死んでいきなよ★」
!?
何をするつもりなんだ!?
「えっと心臓と肺はこの辺かな?♪」
セスの両手が俺の胸あたりに当てられた。
「息ができなくなるからね★」
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