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ドン!
急に息が苦しくなった。
心臓も鼓動をうつ早さが異常に上がる。
「肺と心臓のあたりの重力だけ5倍にしておいたから♪
せいぜい最後の時を楽しんで生きなよ★」
「ガハッ!」
「後は動けないように手足の重力を50倍にしておかないと♪」
セスは次々に俺の手足に触れてきた。
手足はガッチリしたように動かなくなり俺の体は何かに抑えつけられているようだ。
「よし♪
結局君は何もできずに死んでいくね★」
さよなら。
その言葉を言い放ち泳ぐように宙に浮かんでいく。
相手に何もできなかったが戦った意味はあるぞ…………!
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