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「甘いね。
確かにこの風に当たったらやばそうだけど俺には当たらない。」
「うわあああぁ!」
次は全身を狙い何度も風を放った!
「わかんないかな~。」
敵に飛んでいく風は鬼の体という盾によってなんなく防がれてしまう。
和也が地獄鎖で人間を縛り上げ攻撃を防いだそれとは全く扱い方が違う。
あいつは少なくとも死体に対する抵抗や申し訳なさがあったはずだ。
こいつはまるでおもちゃのように………。
「ボロボロになっちゃったよ。」
闇桃太郎の手に掴まれた元人間であるはずの鬼は見る影もない程、ぐちゃぐちゃになってしまった。
俺は着地しそうな地面に風をあて加速をつけ相手のいる場所へ低空で飛んでいく。
接近戦しかない!
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