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「離してやりなよ。
まだ俺が全然遊んでないんだ。」
闇桃太郎の一言により犬と猿が俺の手足から離れていく。
「グアッッア!」
まずい!
左腕と右足は痛みを通り越して動かすことすらできない。
左腕はブランブランとぶら下がっているように垂れて噛まれた腕の傷口からは血が零れ落ち、それが指先まで伝わっていき、地面に落ちていく。
右足は?
もっと重症かもしれない。
骨が剥き出しになっているのはわかるがもう血だらけで何が何だかわからない。
くそっ!
真文はいないし……
限界か…………。
「もう動けなくなったみたいだね。
つまらない。」
闇桃太郎が徐々に近づいてくる。
土方さんと話して決めたが多分あれの使い時は今しかないだろう……。
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