681人が本棚に入れています
本棚に追加
闇桃太郎は俺に近づきながら刀についた血を一舐めした。
「この刀は、斬られると人体に傷はできないが人間が鬼になる能力を持っているんだ。
斬られた部分からウィルスのように徐々に広がっていき段々と鬼になっていく。
つまり腕を斬られたらそこから鬼になっていく。徐々にだからその時点で腕を切り落とせば広がるのは防げるんだ。」
「な………な…に…が……言い…た…い!?」
闇桃太郎は薄気味悪い笑顔を浮かべた。
「どこから斬ってほしい?」
「……………………」
くっ!
ここまで怪我をする前に使えばよかった……。
「言い忘れたが、鬼になったら刀の持ち主の召使いになるんだ。
まあお前の場合は怪我だらけだから使いものにならないか!
ハッハッハッ!」
最初のコメントを投稿しよう!