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爪を刺した箇所は恐らく相手にとって致命傷となったはずだ。
「くそっ!」
敵は苦しみながらも立ち上がろうとしている。
ん?
懐からモゾモゾ何か取り出している。
「危う……く、死…ぬとこだった………。」
敵は取り出した物をゆっくり口に運びグチャグチャと食べた。
!?
まさか!?
「駄目だ!
一度本部に帰って治療しないと………。」
フラフラしていたはずの闇桃太郎はいくらか回復したように腹部を触りながら立っている。
銀色に光るたてがみの毛がゆっくり縮み始めた。
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