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バッコーン!
セスの右拳がとんできて顔面に直撃する。
バキっ!
頬の骨にヒビが入った音だ。
なんて威力だ。
身体が吹き飛び背中から地面に叩きつけられる。
菊一文字だけは落とさないようにしっかり握りしめた。
ズサー!
すぐ立ち上がらなきゃ!
しかし、まだ心臓が苦しく身体が反応しない。
まさか…………
心臓に重力をかけられたのか?
そんなバカな………。
「そこ動いちゃ駄目だよ★」
ズシリ。
セスが手を振る仕草をすると今度は身体全体が重たくなった。
まずい!
もう何もできない!
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