vs黒の盗賊-2-2

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「くっ!」 「さあて♪ そろそろお喋りはお終いにして死んでもらおうかな★ 悪いけど、確実に死んでもらうよ♪」 グッグッグッグッ! 駄目だ! 身体が動かない。 心臓も圧迫されっぱなしだ。 菊一文字を操ることもできない。 「ちょっと痛いよ♪」 セスが拳を振り上げた。 シュッ! 風を切り裂き拳が飛んでくる。 バキッ! 顔面が吹き飛びそうな攻撃力だ。 「アハァ♪」 再び拳を振り上げる。 バキッ! ボコッ!! ボコッ!!! バキッ!!!! 「もっと★もっと★」 目が腫れているのだろうか? 視界が狭い。 「ほらあ♪次は蹴り★」 ガス!ガス!ボコ! ボキッ! 体のどこかの骨が折れたみたいだ。 もう駄目だ。 意識が………。 みんな、ごめんなさい。 何もできなかったよ。 『リアルバトル』で情報を送れるくらいか…………。 和也君。 約束は守れそうにない。 ごめん。 僕は諦め意識を手放した。
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