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「くっ!」
「さあて♪
そろそろお喋りはお終いにして死んでもらおうかな★
悪いけど、確実に死んでもらうよ♪」
グッグッグッグッ!
駄目だ!
身体が動かない。
心臓も圧迫されっぱなしだ。
菊一文字を操ることもできない。
「ちょっと痛いよ♪」
セスが拳を振り上げた。
シュッ!
風を切り裂き拳が飛んでくる。
バキッ!
顔面が吹き飛びそうな攻撃力だ。
「アハァ♪」
再び拳を振り上げる。
バキッ!
ボコッ!!
ボコッ!!!
バキッ!!!!
「もっと★もっと★」
目が腫れているのだろうか?
視界が狭い。
「ほらあ♪次は蹴り★」
ガス!ガス!ボコ!
ボキッ!
体のどこかの骨が折れたみたいだ。
もう駄目だ。
意識が………。
みんな、ごめんなさい。
何もできなかったよ。
『リアルバトル』で情報を送れるくらいか…………。
和也君。
約束は守れそうにない。
ごめん。
僕は諦め意識を手放した。
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