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2・3m程、敵が後方へ宙に浮かび上がる。
チャンスだ！
片手を前に突き出し黒いエネルギーを溜めていく。
キュイイィィー！
手の中の黒い水が黒い光へ変化する。
俺はその集まった光を敵の腹部を狙い放り投げた！
光が腹部に直撃する。
敵は空中で押されていき、その途中で大音量の爆発を起こした。
『ようやったわ！』
自分でも驚くほどの爆発を起こし黒い風が吹き荒れる。
これは確実に死んだろ！！！
キュ―――――ン！
爆発を起こした黒煙からうねるように釣り糸が飛んでくる。
しまった！
すでに避ける時間はない。
俺は覚悟して手を十字にしてガードの体制をとった。
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