二回戦中盤(決着の始まり)-2

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いつの間に!? 俺は敵の方から目をそらさず刀を鞘から抜くために柄を触った。 触った。 触ったはずだ。 あれ…………? いや触ってない! 思わず下を見ると、あるはずの刀が腰から消えていた。 な!? 丸腰だ。 「お探しものはこれでしょうか?」 髪をかきあげながらも逆の手には俺の刀が握られていた。 敵が披露したマジックのような出来事に唖然としてしまう。 「どうやらあなたは新撰組の局長ではないようだ。あまりに弱すぎる」 「くっ!」
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