二回戦中盤(決着の始まり)-2

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「さてあなたは新撰組の豊臣秀吉さんですね?」 俺を知っている! 戦国時代だけではなくこの時代でも有名になってしまったか………… 「そうだ!新撰組九番隊隊長豊臣秀吉様だ!」 「何番隊?ああ。あなた方も記号が好きなんですね。 実に不必要だ」 このミラとかいう男、かなり不気味だ。 灰色の髪は腰の高さまであり身体つきがかなり細い。 顔も小さく目がナイフのように鋭く光っている。 異国人の顔つきだ。 さらに身長は185cm以上ありそうだ。 羨ましいな。 真っ黒のロングコートを着て中にはYシャツに黒のズボン。 着ている服と同じ邪悪な色のオーラを放っている。 「お前は何者だ!?」 長い髪をかきあげ鼻で笑う。 「相手の事を知るのが好きそうですね。 一応答えておきましょう。 黒の盗賊幹部、ミラ・リンダです」
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