決戦に向けて

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真文を見ると尋常じゃない程、怯えていた。 どうしたんだ? 真文が静かに呟く。 「私ね……今画面の外にいた、ミラって奴に会ったの…………」 !!!!! 「凍りつくかと……怖かった」 そう言うと、鮮明に思い出したのか真文の肩がガクガク揺れ始めた。 「今テレビに出てた、セスって奴と同じ幹部って言ってた…………」 黒の盗賊の幹部。 役職より上の位だ。 俺が会った闇桃太郎と闇金太郎より強いのは明白。 真文はそんな奴に会ったのか? 俺はそばにいなかった。 「私さあ……。 このミラって奴に会って……怖くって……大阪城には行けない」
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