381人が本棚に入れています
本棚に追加
―――――――――――――仁
夜中の3時。
土方さんから連絡はまだない。
俺はホテルから出て、風に乗りながら散歩している。
これが一番練習になる。
ビルの屋上から風を当て別のビルへ移っていく。
敵はまだ見当たらない。
あまりに敵がいなくてもう地図を確認するのも面倒だ。
真夜中の誰もいない廃墟化していく街で空の散歩。
他のみんなは寝てしまった。
よく、寝られるな。
地図検索で敵がやってくるかもしれないんだぞ!
今、戦えるのは俺しかいないからな。
あまりホテルから離れるわけにはいかない。
!
空からポツポツ雨が降ってきた。
チッ!
そろそろ帰るか。
あっ!
俺は空から目先に嬉しい物を発見した。
ここからじゃはっきりわからないが敵っぽいのが二人。
誰かを追いかけている。
女か?
最初のコメントを投稿しよう!