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「なんだお前!?」
敵は突然現れた俺を見て戸惑っている。
………………。
少し残念な自分に気づく。
見ればわかる。
こいつら、雑魚だ。
雑魚?
言い方が汚い。
闇桃太郎との戦闘以来、悪、強さがはっきりわかる。
少しでも強い奴に会いたい。
そんな気持ちが常に湧いてくる。
こいつらは明らかに俺の心を満たしてくれない。
雨のせいで服はとっくに肌にべたつき気持ちが悪い。
「おい!こいつ爪の武器なんか持ってるぜ!
銃で穴だらけにしてやろうぜ!」
ケタケタと笑う二人組。
俺の心にある殺人鬼に火をつけた。
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