決戦に向けて

27/31
前へ
/31ページ
次へ
「仁?」 俺の名前を呼んだ! 「やっぱり、まなみなのか?」 遠藤まなみ(えんどう)。 名前が平仮名なのが珍しい。 和也、真文、吾朗には話していないが、俺が高校で唯一好きだった女性。 今より若かりし夢物語。 そうか! デジャヴは追われていたことに起こしてたんじゃない。 まなみを見た事で既視感ではなく激しくそれに近いものを感じたんだ。 何年も前から会ってなかったのに自然と怒りのスイッチが入った? 「よー!やっぱ仁か! 久しぶりじゃん」 変わらない元気さが俺に染み渡る。 「久しぶり。まなみ」 雨の中での偶然の再会。
/31ページ

最初のコメントを投稿しよう!

381人が本棚に入れています
本棚に追加