381人が本棚に入れています
本棚に追加
「本当に運命の再会だね」
そう言いながら、まなみは二本の刀を身体の後ろに消すようにしまう。
今の納め方を見ただけでも結構できるとわかる。
案外、今の奴らを倒すつもりだったってのも嘘じゃないかもな。
「何でまなみが参加してるんだよ」
「参加してたらおかしい?」
まなみは少し微笑んだ。
やばい。
この笑顔に俺は惹かれたことを思い出す。
案外、単純だな。
俺の脳も。
「いやおかしくないけどさ……。一回戦はどうしたんだよ?」
「普通にクリアしたよ。8人も殺しちゃった」
!!!
淡々と喋るまなみに俺は少しびっくりした。
「とりあえずさあー、その辺の喫茶店とかでお茶でも飲もうよ。お互いびしょびしょだし」
「ああ」
最初のコメントを投稿しよう!