決戦に向けて

｢捕らわれたのは実に残念だ。
しかしだからと言って敵の指示に従い、一週間後？
甘い！
もしかしたら、もうすでに死んでいるかもしれない。
生きていたとしても助かる確率の方が低いだろう。
そんなの気にせずに準備が整い次第すぐに攻めに行くべきだ。｣

｢だから～！
約束守んねえで攻めて、それが敵にバレたら総司が殺されるだろ！！
１％の望みがあるならそれに賭けるべきだろ！｣

｢それが甘いんだ。新撰組は任務が最優先事項だろ？
今は仲間より敵を倒すことが大事なんじゃないのか？｣

お互い激しく言い争っている。

言ってることは信長の方が新撰組としては正しいだろう。

信長も秀吉を殺されたことでかなりイラついている。

｢ちょっといいですか？｣
総長の天草が手を挙げ発言した。