決戦に向けて-2

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「それはどういうことですか?」 阿修羅丸は聞いたことを受け入れられないのだろうか? 呆然としている。 いや、阿修羅丸だけじゃない。 他の隊士も唖然とした顔だ。 「テレビに出てた、セスって奴がいたろ? おそらくあいつに負けて人質にされた」 「隊長が負けた……?」 !!!!! 「嘘だー!!!副長! 嘘だと言ってください!!!」 …………。 「嘘じゃない。本当だ」 阿修羅丸が突然、会議室を出て行こうとする。 「どこ行くんだ!?」 怒りに任せた表情をした阿修羅丸が振り返る。 「大阪城へ行き隊長を取り返します!!!」 目からは涙が溢れている。 無理もない。 阿修羅丸は総司が大好きだった。 歳もまだ17だ。 「落ち着け――――!」
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