決戦に向けて-2

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………………。 試しに闇刀に話かけてみるか? 刀が喋るなんて信じられない話だが…………。 俺は和也の寝室に行こうと椅子から立ちあがった。 「仁!」 突然、真文に呼ばれる。 「なんだ?」 「人の心配ばかりしてるけど自分は大丈夫なの?爪の練習とかで出掛けっぱなしみたいだけど……ちゃんと寝てるの?」 !!! 真文は俺の心配をしてくれていた。 よく考えたら、自分の事は心の中でも全く考えていなかった。 確かにあまり休めていない……。 少しでも強くなろうと爪の練習ばかりをしていた。 心の中は真文の一言により嬉しさで満たされる。 「そうだな。夜まで休むよ」 確かに体力は存分に回復させておいた方が良い。 「寝る時は私に言って!」 「ああ。わかった。ありがとう」 そう返事をして、俺は和也の寝室に入った。
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