決戦の幕開け-2-2

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『あかんな~ホンマにお前の心は、めためた弱いな~まるで総司が初めて人を斬った時にそっくりやわ』 …………。 『わいなあ。照れくさくて言えへんかったけど、運命ってあるんやなあってお前に会って本気で思ったんやで』 運命? 『まあ、ありえへん事なんやけど……わいは確信してる』 …………。 『グランドホテル。二回戦の前日に何でわいが、お前の事だいぶおもろい言うたかわからんやろなあ』 …………。 わからないよ。 あんな何気ない会話で。 『わからんやろなあ。不思議なこっちゃ。自分同士で引かれ合い、自分同士で心配してるんやもん。だいぶおもろいわ』 『剣術もすぐに上達していくんやもん。誰もがびっくりやあ。天性の才能としか思われへん』 『なんでわいがお前をパートナーとして認めてるかわからんやろなあ』
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