決戦の幕開け-2-2

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フライシューズのスイッチを入れた。 「沖田さん。 死は運命的に訪れて、やがて新しい命となり生まれ変わります。 あなたはまだ死ぬ時じゃない。 それだけは胸に留めておいて下さい」 「はい!卑弥呼さん。 ありがとうございます」 ああ。 何て強い子なんだろう。 無理して笑っちゃって。 ドッシューン!!! フライシューズを加速させ行ってしまった……。 あの子はきっと黒の盗賊と決着をつけに行く。 まあ。大丈夫ね。 局長・副長・総長の三人は、桁違いに強い。 私達、隊長とは強さの質が違う。 その強さを目の当たりにすれば、かつての戦国武将が成り下がる理由も簡単にわかる。 新撰組は勝つわ。 私がやるべきことは、2つ。 出発前に受けた局長命令。 一つは、ミラとの戦闘で信長の補佐。 これはなくなったも同然。 もう一つの任務をそろそろ始めなくては。 裏切り者の証拠探しを…………。
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