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フライシューズのスイッチを入れた。
「沖田さん。
死は運命的に訪れて、やがて新しい命となり生まれ変わります。
あなたはまだ死ぬ時じゃない。
それだけは胸に留めておいて下さい」
「はい!卑弥呼さん。
ありがとうございます」
ああ。
何て強い子なんだろう。
無理して笑っちゃって。
ドッシューン!!!
フライシューズを加速させ行ってしまった……。
あの子はきっと黒の盗賊と決着をつけに行く。
まあ。大丈夫ね。
局長・副長・総長の三人は、桁違いに強い。
私達、隊長とは強さの質が違う。
その強さを目の当たりにすれば、かつての戦国武将が成り下がる理由も簡単にわかる。
新撰組は勝つわ。
私がやるべきことは、2つ。
出発前に受けた局長命令。
一つは、ミラとの戦闘で信長の補佐。
これはなくなったも同然。
もう一つの任務をそろそろ始めなくては。
裏切り者の証拠探しを…………。
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