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―――――――――――――仁
ガシャン!!!ガシャン!!!
歪(いびつ)な機械音を鳴らしながら、それは突然現れた。
もう身体がボロボロだ。
戦えるか?
あれはミラが言ってた、闇桃太郎なのか?
右は、ギラギラ光る分厚いソードが埋め込まれ、左には巨大な機関銃が手の変わりになっている。
俺が戦った闇桃太郎とはどう見ても別人。
と言うより顔が見えない。
背格好、いや雰囲気から闇桃太郎ってのがなんとなくわかる。
全身の至る所に武器か防具が装備されている。
身体は鋼鉄の鎧と表現すればいいのか?
顔も鎧を被っているせいで見えねえ。
「仁!!!」
ハンビーの陰から、真文が俺を呼んだ。
本当に絶対絶命ってやつだな…………。
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