決戦の幕開け-2-2

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―――――――――――――仁 ガシャン!!!ガシャン!!! 歪(いびつ)な機械音を鳴らしながら、それは突然現れた。 もう身体がボロボロだ。 戦えるか? あれはミラが言ってた、闇桃太郎なのか? 右は、ギラギラ光る分厚いソードが埋め込まれ、左には巨大な機関銃が手の変わりになっている。 俺が戦った闇桃太郎とはどう見ても別人。 と言うより顔が見えない。 背格好、いや雰囲気から闇桃太郎ってのがなんとなくわかる。 全身の至る所に武器か防具が装備されている。 身体は鋼鉄の鎧と表現すればいいのか? 顔も鎧を被っているせいで見えねえ。 「仁!!!」 ハンビーの陰から、真文が俺を呼んだ。 本当に絶対絶命ってやつだな…………。
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