二回戦終盤-2-2

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目の前の光景が、一瞬にして炎の大津波が押し寄せるように埋め尽くされる。 俺は、フライシューズのスイッチを入れ、地を蹴り上げ飛び立った。 飛ぶスピードには、自信があるぞ!!! 上空に辿り着く頃に足元スレスレを炎が通過する。 ギリギリか! グネグネと頭を動かしたオロチと目が合う。 16個の瞳は、俺を獲物だと完全に認識していた。 頭の一つが、口を大きく開け俺に向かって飛びついてくる! ガブン!!! それを寸でのところで俺は、交わした。 次々にオロチの頭が口を開け始めた。 3つが同じように俺に向かって攻撃をしてくる。 ガブン!!! 危ねーな! まるで巨大な槍のような動き。 食糧を求めて、飲み込むために鋭く頭が突き刺さってくる。
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