二回戦終盤-2-2

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身体の奥底から不思議な力が湧いてくる。 「虹色の血を引く者の力よ。 あんまり長くは続かないわよ。 この力は」 俺は、ゆっくり立ち上がった。 改めて少女を見ると、本当に幼い。 しかし、なんだこの感じは? 「私、自身は強くないから。 力を与えることはできても自分にはないの。 仲間があなたが帰るのを待ってるわ。 あなたは力を使えば意識を失うでしょう。 でも目が覚めれば沢山の仲間に囲まれているはずだわ。 さあ。もう行きなさい」 「あなたは何者なんですか?」 「今はそれを知るときではないわ」 少女の姿が薄れていく。透き通るように。綺麗に消えていく。 「時を動かすわ。 さよなら」
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