二回戦終盤-2-2

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力の使い方がわからない……。 大丈夫。 多分、大丈夫。 いや、きっと大丈夫。 俺は、地を蹴り上げ、黒い球体に真っ正面から向かっていった! 迫りくる球体。 虎徹を構え、斬る準備をする。 「はぁああああ゛ああ!」 スパ━━━━━━━━!ン!! それは、虎徹を一振りした一瞬後に伝わってきた! 黒い球体が真っ二つに割れた。 割れた隙間を通っていく。 俺は、オロチの頭の一つを目指した。 首。 スピードが速すぎる! 刀を横に構え、そのまま横一線に一振りする! ズバン!!! 「ビギァアァア゛ァア゛」 すげー手応え! オロチの首が吹き飛び、頭の一つが地上に落ちていく。 首を吹き飛ばされたオロチは、何が起きたのかわかっていないようだ。
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