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力の使い方がわからない……。
大丈夫。
多分、大丈夫。
いや、きっと大丈夫。
俺は、地を蹴り上げ、黒い球体に真っ正面から向かっていった!
迫りくる球体。
虎徹を構え、斬る準備をする。
「はぁああああ゛ああ!」
スパ━━━━━━━━!ン!!
それは、虎徹を一振りした一瞬後に伝わってきた!
黒い球体が真っ二つに割れた。
割れた隙間を通っていく。
俺は、オロチの頭の一つを目指した。
首。
スピードが速すぎる!
刀を横に構え、そのまま横一線に一振りする!
ズバン!!!
「ビギァアァア゛ァア゛」
すげー手応え!
オロチの首が吹き飛び、頭の一つが地上に落ちていく。
首を吹き飛ばされたオロチは、何が起きたのかわかっていないようだ。
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