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斎藤の身体が、足元から砂に変化していく。
サラサラと。サラサラと砂に変わっていく。
「俺は、運営委員会を潰す。
それだけは何があっても変わらねえ。
大切な仲間をゲームによって奪われたからだ」
昔の斎藤の顔を俺は、思い出した。
今は、老いて全くの別人みたいに変わってしまったが……。
あの斎藤である事だけは、間違いない。
他の時代。別のパラレルワールドの斎藤じゃなく、紛れもなく俺らが居た時代の斎藤だ。
直感だが……それだけは間違いない。
「大切な仲間を奪われた。それは斎藤。
お前も入るからな」
斎藤は、驚いた表情をしていた。
「ありがとうございます。局長。十分すぎるお言葉です」
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