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「俺は、見たんだ」
信長さんが死体を見ながら声を出した。
「新撰組の中に他人のSGを持ってる奴がいる」
近藤さんが僕を見た。
「実はな……総司。
信長は透視のスキルの種を飲んでいるんだ。
みんなには黙ってたけどな。というより能力を隠している奴もかなり多いけど……」
近藤さんが言葉につまり、変わりに聖徳太子さんが口を開いた。
「それで他人のSGを持っている人が発覚したのです。
他人のSGを持つ意味は皆無です。
研究班ですら、他人のSGを操作できる発見、いや内容を見ることすらできませんからね。
しかし……操作できるとしたら……持ちますよね?」
…………。
誰がそんなこと……?
「まあそれだけじゃ証拠にはならねえから今から調べるんだ。総司君。
言い出したのは俺だが……正直、確証はないからな」
「この死体はなんなんですか?」
子供の死体だ。
首が切断されているが……繋げられている。
全身は火傷だらけ。
これって……誰?。
「黒の盗賊、闇一休の死体よ」
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