勝利と宴

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「やあ」 優君が、俺達を迎えてくれる。 ロビーに入ると、浅葱色の羽織りを着た隊士が、数え切れない程いて、食事をしながら騒いでる。 テーブルが沢山設置され、その上にはごちそうが! 立食パーティーというやつだな。 「和也君。僕はちょっと席を外さなきゃいけないんだけど、なるべく早く戻ってくるから楽しんでてね。 ごめんね」 ええ!? この凄まじい羽織りを着た人達の中で!? 「本当にごめんね」 優君は、小走りでどこかへ行ってしまった。 ……………………。 「さあ!食おう!」 「まぁーも!」 仁とまなみは、そんな事を気にせず走っていく。 「私は卑弥呼さん、探しに行くね」 真文も走っていく。 ……………………。 俺は吾朗を見た。 ? 何故か吾朗は浮かない顔をしてる。 「今は楽しもうぜ、吾朗!」 きっとおじさんの事を気にしているんだろう。 良い奴だからな。 俺は、吾朗の肩を叩きごちそうに向かって走った。
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