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「ねえねえ、お姉ちゃん」
「えっ?」
「お姉ちゃんがいた世界ってどんなところ?やっぱり、この世界とは違うの?」
誰かわからない少女に急に聞かれ、困ったように風夜を見る。すると、彼は軽く少女の頭を叩いた。
「こら、まずは自己紹介だろ!」
「あ、そうだった!ごめんなさい!私はこの国の皇女、風華です。宜しくお願いします」
「こちらこそ宜しくね」
笑顔を向けてくる風華に、花音も笑みを返す。
「風華、今から花音を部屋に案内するから、話は行ってからにしたらどうだ」
「はーい」
二人の様子を見ていた風夜が言った言葉に、風華が元気よく返事をする。
そして花音は、二人の案内で部屋へと向かった。
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