39人が本棚に入れています
本棚に追加
翼「うぁっ!」
刺さった大木から腕を引き離したがポッカリ開いた傷からは血がドクドクと流れ出る。
その際出ていた狐の耳と尾が消える。
美千子「翼さん!」
芳佳「私が見ます!」
芳佳ちゃんが僕に近づいて両手を差し出す。
すると芳佳ちゃんの頭とお尻に柴犬の耳と尾が生え、青い光が僕を包み込む。
しかしそれも一瞬で、力が暴走しているのか芳佳ちゃんが上手く魔法を扱えてないようだ。
翼(ここに来て早々何やってんだろ僕…。)
僕はそのまま意識を手放した。
ーーーーーーーーーー
翼「…ハッ!?、ここは…。」
僕が気が付いた時はどこかの家に寝かされていた。
「気が付いたかい?良かった。」
翼「えっと…、あなたは?」
優しく微笑む女性が僕の隣に座っていた。
清佳「あらごめんなさい。私は宮藤清佳(みやふじさやか)よ。芳佳の母親なの。」
「あっどうも。剣 翼です。」
翼「それからあなたは?」
芳子「私は秋本芳子(あきもとよしこ)。芳佳の祖母だよ。」
翼「あっ、初めまして。」
僕はあれからどうなった?そう聞こうとすると
清佳「あちらの人があなた達を運んできてくれたのよ。」
振り向くとそこにはまだ寝てる芳佳ちゃんと眼帯をした女性が座っていた。
最初のコメントを投稿しよう!