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そして現在、僕こと剣 翼は金色に輝く草原に立っていた。
翼「ココドコ?」
おそらく今の僕は目が点になっているだろう。そう思っていると…
???「お主が不幸な死でこの地に降り立った人間か!」
翼「!?!?!?」
あまりの驚きっぷりに言葉が出なかったが声がした後ろを振り向くと全身金色に輝いた老人が立っていた。…ってまさか!?
翼「あの!あなたはもしかして最高神のゼウスですか!?」
ゼウス「いかにも!ワシこそが絶対の神、ゼウスぞ!」
絶対の神が僕の前に舞い降りた。それだけで僕の鼓動が激しく鳴った。
僕がゼウスの存在を知ったのは小学生の頃。
今は亡き父は大のスロット好きで、ゲーセンに行っては僕までもスロットに道づれにされたが案外悪い気はしなかった。
そしてそこで初めてゼウスを知った。
父『おぉ!やったぞ翼!ついにGODが揃ってゼウスが出たぞ!』
その興奮する父のことを今まで忘れることはない。それくらいあの時が思い出に残っているのだ。
ゼウス「さて、お主にはある異世界へと転生してもらう!」
翼「転生!?」
転生…、漫画や小説でよく現れる単語だ。事故や無残な死に方をした者たちにもう一度別の世界で第二の人生を歩ませる。
それがまさか僕にも降りかかって来ようとは!
ゼウス「だが残念なことに場所と固有魔法は決まっておる。なのでお主には3つの願いを聞いてやろう!」
翼「本当ですか!?」
世界やその力が決まっていたので仕方なかったと落ち込んでいたが、いまゼウスが言った3つの願いで変わっていく!
…と思ったのだが、わからないことにはどうしようもないのでとりあえず聞いてみる。
翼「すみません。出来ればその世界と先ほど言った固有魔法について教えていただけませんか?」
ゼウス「すまんが世界のことは教えれんが固有魔法のことは教えられるぞ!」
翼「じゃあお願いします。」
ゼウスは説明を始める。
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