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それって……。
いまいち理解できない。
「わかってるとは、思うけど、僕達は、それぞれバラバラの時代、いや異なる世界から集められて新撰組は、結成された。
僕達の時代だけ、少し特別なんだけど。
その説明は、また今度。
要するに、この三回戦の内容は、savanna GAMEの恒例行事なんだ。
仁君が戦った天草さんだけは、一回戦でゲームが終了しちゃったらしいけど……それでも虹玉と虹石集めは、優勝確定の上でその後、一人で行ったんだ」
仁が、不思議そうな表情を浮かべ優君に聞く。
「何故、毎回行われるんですか?」
首を横に振り優君が答える。
「ごめんね。
そこまではわからないんだ。
ただ虹玉と虹石を集めるのは意外に簡単だよ」
ピリリリリリ!
会議室全体にSGのメール着信音が一斉にけたたましく鳴り響く。
運営委員会からのメールだろう。
俺は、羽織の内ポケットからSGを取り出してメールを開いた。
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