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エレベーターが三階に到着し、俺は長い廊下を歩き、扉を開けて会議室に入った。
いくつもの丸テーブルが並べられ、机の上には何番隊と表示された札。
それぞれが隊ごとに別れて座っている。
披露宴みたいだな。
部屋の奥には、全員がどこからでも眺めなれる程の巨大なスクリーンが設置され、まだ画面は映っていない。
既に仁、真文、まなみが六番隊と書かれた席に座って二回戦が終わるのを待っていた。
部屋の中は、静かな空気が漂い、誰もが沈黙を保って座っている。
俺も黙ったまま、席についた。
《ビー!!!二回戦終了です》
会議室の中に機械的な声でアナウンスが流れる。
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