夏鮫の謎解明その①

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秋醒に至ってはさらに重要な役目がある。 疑似体の操作。 秋醒、曰わく疑似体は、様々な種類があり、それによって性能は違うらしい。 基本的には死んだ人間と同じ身体を作ることができ、本人になりきって操ることができる。 これをピス様の指示に従い、何千人と作成。 例えば政府の人間やSGを作った会社と偽造するためにYTT会社の役員全員を抹殺して疑似体を作り上げる。 これにより秋醒が同時に何千人を操るからこそ、ゲームはスムーズに行われる。 同時進行では1体が限界の究極疑似体は、秋醒の考えを抜きに本人そのものの思考能力を持ち、行動をおこす。 勿論、動かそうと思えばいつでも秋醒の思い通りにもなる。 秋醒は、皇帝陛下からもかなり大事に扱われている貴重な存在だ。 そのくせ、秋醒は気取らなく、明るく振る舞うとこは俺も気に入っていた。
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