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その表情にさらにびびってしまう。
仁が先に地面に着地した。
俺の足の先端が地に着くまでは、あと1m程。
失敗した。
この空中にいる間は、無防備かつ移動が極めて行いづらい。
つまりは敵から攻撃を受けたらガードするしかないんだ。
それ故に、ガードを破壊し、身体に直接、ダメージを加えてくるような、攻撃がきたら、下手したら即死。
俺は、闇刀を即座に抜き、煙で身を守ることを心がけた。
黒い煙が俺を包み込む。
それにしてもなんという威圧感だ!!!
白衣野郎が化け物ってのは、良く理解できる。
白衣のポケットに両手を忍ばせているが、いつでも殺せるぞと語りかけてくる感じがする。
ここまで数秒。
いや、1秒も経過していないかもしれない。
永遠に感じる着地の時間が終わり、俺は地に足をつけた。
状況を判断しなきゃ。
「また新しいのが現れたネ」
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