白神山地-2

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その表情にさらにびびってしまう。 仁が先に地面に着地した。 俺の足の先端が地に着くまでは、あと1m程。 失敗した。 この空中にいる間は、無防備かつ移動が極めて行いづらい。 つまりは敵から攻撃を受けたらガードするしかないんだ。 それ故に、ガードを破壊し、身体に直接、ダメージを加えてくるような、攻撃がきたら、下手したら即死。 俺は、闇刀を即座に抜き、煙で身を守ることを心がけた。 黒い煙が俺を包み込む。 それにしてもなんという威圧感だ!!! 白衣野郎が化け物ってのは、良く理解できる。 白衣のポケットに両手を忍ばせているが、いつでも殺せるぞと語りかけてくる感じがする。 ここまで数秒。 いや、1秒も経過していないかもしれない。 永遠に感じる着地の時間が終わり、俺は地に足をつけた。 状況を判断しなきゃ。 「また新しいのが現れたネ」
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