白神山地-2

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水は、手から大量に溢れ出し、高波のような壁が出来上がる。 !!!!! 高くそびえ立った壁のような波にいくつかの渦ができ、銃弾を次々に飲み込んでいく。 ザッブーン!!! 波は地上に崩れ、地面には大量の水が広がった。 春雨と花道院、フィフスSランクの姿が見える。 フィフスSランクの身体の変化が終了していた。 たてがみが生え、姿は完全に黒いライオンとなっている。 「クククク。 おもちゃにするために連れて帰るネ。 楽しみアル。 久しぶりに肉を切り裂いて苦痛で顔を歪めて、悲鳴を上げ続ける姿を見れるアルよ」 「春雨。 本来は、プレイヤーに手を出してはいけないんですがね。 特別にノア様、保護の邪魔をする者として制裁を許します。 なるべく原型を保ったままにしてください。 あの銃を構えた方は、私が実験材料として使います」 なんなんだ!こいつらは! 俺らまで捕まえる気か? 予定外だ。こんな奴らが来るなんて。フィフスSランクが小さい存在に感じる……。 捕まった後の事を考えるとゾッとするな。 「うわあああああぁあ!」 白石が叫び声を上げて、手をかざす。 能力発動だ。
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