白神山地-2

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「化け物?あのキリンみたいなのじゃないのか?」 俺は、闇刀と仁を順番に見た。 『アホか! 気づかへんかったんか? あれも十分化け物やけど、その上にいた奴や!』 わからなかった……。 『ボケェェ! どんだけ鈍感やねん!』 仁の表情がどんどん引き締まっていく。 「ああ。今、キリンの上に確かに二人いた。 どっちかわからなかったが、片方が何て言うか……化け物としか言いようがない程、不気味な物を感じた。」 あれ?ってか仁に闇刀の声が聞こえてる? いつからだ? 『もうだいぶ前や! お前がびびって寝てる時からや!』 「みんな!集まってくれ!」 仁が散らばっている真文、まなみ、絵菜さん、友希さんに少し大きな声をだして呼びかけた。 その瞬間! 激しい地響きが高鳴り、爆発音が轟く!
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