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打ち寄せる波。
水は俺の背の高さを圧倒的に上回り、凄まじいスピードで流れてくる。
フライシューズでも避けるのに間に合わない!!!
和也も同じ気持ちなはずだ!
こんなところで!
こんなところで!
終わるわけにはいかないんだ!
ふざけるな!無力感に満たされ、一瞬で終わる自分が情けない!
何のために!どうしてここまできたんだ!
!!!!!
赤白い光が広がり、光に当たった波がまるで魔法のようにかき消されていく。
波に押し寄せる光。
光は、ぐんぐんと広がり波を飲み込み続ける。
これって……。
「全く。情けないですね。
新しい六番隊の隊長さん」
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