逃走

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古手川仁――――――――――― なんて殺気だ! 宙に飛びながらも、時空の穴を作りあげていく。 現在の状況は、高杉隊長が突撃し、上に飛んで敵の空中の真上に。 和也がローブに攻撃を仕掛け、ガードさせる。 あのメガネを掛けた茶髪が厄介だ! 下からいつでも殺せるぞとプレッシャーをかけてくる! 間違ってはいない。 俺は、下からの殺気に恐怖心が湧き上がっていた。 和也達の方を見て、まず誰を移動させるべきなのかを一瞬で判断する。 和也の瞳の訴えからして、あの金髪のワンピースだな。 誰なんだ?あの子は? そんな疑問を考えてる暇はない! 和也を見た限りだが敵じゃないってことくらいはわかる。 今なら時空の穴を放り投げて移動させることくらいはできる! 出口は、ハンビーの中。 その時、担がれていた白石さんが和也の元から離れ、走り出した。
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