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「バカ野郎。
逃げねえよ。
それこそ情けないじゃないか」
「だけど二人ともやられちまったら誰が真文達を守るんだよ!!!
今だって、モンスターが向かってんだ!!!」
思わず声を荒げてしまった。
もうどうすればいいのかわかんねえ!!!
明白だ!
例え残ったとしても絶対に勝てない!
俺達のやり取りを見物していた花道院が口を開いた。
「お二人とも。一歩でも動いたら攻撃します。
あなた方は、私達と一緒に無傷で本部へ帰ってもらいます。
そこでタップリと実験材料として可愛がってあげますから。フフフ。
そろそろ我々もノア様を追いに行かないと心配ですからね」
「ワタシも玩具が欲しいアルよ」
くっ!
『仁、和也!
準備せえ!
確かに勝てる見込みは0%や!
せやけどあの銃の奴、助けてから逃げられる確率は0やないはずや!
情けないままよりはマシやろ?
覚悟決めんかい!』
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