あなた

7/13
前へ
 /13ページ
次へ
ズザザ― 後ろに下がり、足を引きずり土埃が舞う。 大量に溢れる血液。信じられない程、ドクドクと脈をうち、身体が震え始める。 ガチャン! 見なくてもわかる! ハンビーのドアが開いた音だ!真文が開けたに違いない! 「ぐるなああ゛ぁ! 早くいげえぇ!」 私は、最早、悲鳴とも言えるような声をあげた。 敵から目を背けるわけにはいかない! ねえ?  仁。 今、頑張ってるよ! 左腕を使うためにも右肩を手で抑えるわけにはいかない。 左手しか使えないけど…………私は、紅鬼を握りしめた。 大丈夫。大丈夫。 敵を倒すことだけを考えろ。 私は、再び敵に向かって走った!

最初のコメントを投稿しよう!

154人が本棚に入れています
本棚に追加
広告非表示!エブリスタEXはこちら>>