175人が本棚に入れています
本棚に追加
「そうだな。一度、考えてみるわ」
『珍しいな。お前がここまで怒りを露わにして静まるとは……』
最近、お前、珍しいって多くないか?
『それ程、最近の君には変化が見られてきているってことだよ』
はははっ。ウザイな。
俺は、落ち着いて秋醒に返事をした。
「わかった!
じゃあ気晴らしにドラゴンで散歩でもしながら帰るか!」
「キャハハハハハ!
珍しい!
夏鮫が笑ってる!」
「笑ってるって……」
そうか。いつも心の中では笑っていても顔に出して笑顔を浮かべたことなんて、ここ最近なかった気がする。
「よし!じゃあドラゴンまで時空間ホールを開けてくれ!」
「うん!」
大阪城を訪れた少し後、俺達は新撰組対黒の盗賊を東京まで見学しに行くことになる。
最初のコメントを投稿しよう!